2008年09月04日

北海道札幌市中央区の前田医師による聴覚障害者手帳の不正発給問題について。



北海道札幌市中央区の前田幸☆(「立」の上に「日」)(よしあき)耳鼻咽喉科医師(73)による聴覚障害者手帳の不正発給問題について。


同医師の診断を受けた患者の一部が、北海道警察の調べに対して「簡単に聴覚障害者手帳が取得できる医師を紹介された。」と障害者手帳の不正受給を認めました。

前田医師は1994年以降、両耳の全く聞こえない最重度の聴覚障害2級の診断書を患者828人に作成。

患者らは、視覚障害者手帳を不正に取得。


しかし、昨年12月に問題が発覚、再調査の結果ほとんどの患者の聴覚には問題がないことが判明。

すでに、手帳取得者の9割以上が自治体に手帳を返還するという事態に。

障害者手帳の不正受給を仲介したとされるのは、札幌市内に住む手帳の申請を代行した社会保険労務士(67)。

北海道芦別市や赤平市を中心とした旧産炭地の高齢者を中心に、仲介、斡旋したとされる。

仲介料金は、10万円程度から多い人で100万円ほどとされる。
総額にすると1億円近くになると推察される。

大胆なことに、「聴覚障害者手帳の不正受給」をする手引きの「勉強会」まで開いていたようです。

一度「聴覚障害者手帳」を取得してしまえば、以降の医療費助成や所得税の控除、公共機関の大幅割引などの「福祉サービス」を受け取れるメリットがあります。

10万円ほどで「手帳」を取得できるのであれば、「安い」買い物と云えます。


北海道警察は、前田医師を虚偽診断書作成容疑で08年9月3日に告発。
仲介をした社会保険労務士は、行政書士の資格を有しないのに、申請書類を提出した容疑で、いずれも「家宅捜査」を受けました。

ただでさえ、日本国の「福祉行政の予算」は、少ない。

もちろん、医師と仲介した「社会保険労務士」が悪いのであるが、集団で障害者手帳を受給しようとした人たちも、大いに問題があるように思われます。
バレナイと考える見識も、浅はかといえるのではないでしょうか?

聴覚障害手帳を手渡す役所の窓口の担当者が不振に思って、発覚しました。

何しろ、名前を呼ぶとスタスタと手帳を取りに来るのですから・・・。

もっとも、800人以上も「手帳」を渡しているのに不振に思わない「役所」も、どうかしていますが・・・「お役所仕事」。

「福祉行政」の少ない予算を、よってたかって食いものとした「ハレンチ」な事件の顛末でした。

(※注)北海道芦別市は、人口2万1000人ほど。
65歳以上が、6000人ほど。
赤平市は、人口1万3000人ほど。
周辺は、旧産炭地の夕張市、歌志内市、上砂川市など
「借金王国」の一角を占めています。

追記:9月4日NHKの朝ニュースによると、仲介、斡旋をした人間は10人ほど存在するということです。
まちがいなく組織的な「闇のビジネス」として成立していたようです。




タグ:北海道
posted by kita-kita at 05:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北の街の出来事
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